ため池は生態系を支えるビオトープ

私たちがお米をつくっている田んぼは、公設の用水路のない、いわゆる「天水田」と呼ばれ、雨水のみを頼りにしている田んぼです。
昨年、少しでも水の確保をしやすくしようと、ため池をつくりました。

このため池、今ではたくさんの生き物たちの拠り所になっています。

田んぼの作業がてら、ちょっと水のなかをのぞいてみると、カエルやおたまじゃくし、ゲンゴロウやタガメなどの水生の動物たちが元気に泳ぎまわっています。

水面にはコナギやヒエ、オモダカなどの水草も生えています。これらは田んぼに生えると嫌がられますが、ため池に生えてくれる分には、生き物たちの住処にもなる、大切な植生です。


たくさんの生き物たちの姿をみると、「山の中で私たちがお米をつくることが、里山の生態系にも少しは良い影響を与えられているのかも。」と、ちょっと嬉しくなります。


お米づくりを通して、生き物たちの暮らしを担う里山が少しでも整っていってくれたら嬉しいな。と思います。

里山BOTANICAL

新潟のデザイン会社 U・STYLEが立ち上げたローカルブランド。上越市安塚にある小さな素材を丁寧にひろいあつめながら、里山の価値やストーリーを伝えていくプロジェクトです。

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