ムラサキツユクサ

里山ボタニカル展のときに安塚で採取した植物をいくつか標本にして展示したのですが、展示した植物たちのことをご紹介ささていただきます。今日は「ムラサキツユクサ」を。 


【ムラサキツユクサ】


 ツユクサ科の多年生草本です。 花が紫色で、ツユクサに似ているので、この名前となりました。 北アメリカ東部地方原産の多年草で、観賞用草花として明治初年に輸入され、各地に栽培が広まりました。花の寿命は1日ですが、次々に開花して長期間にわたって花を楽しむことができます。 


○薬効と用法 

ムラサキツユクサには利尿作用があるとされます。 よく乾燥したものを1日量として約5g、水600ccで二分の一量に煎じて、1日3~4回に分けて服用する。 


○採取時期と調整法 

春から夏の開花期に全草を刈りとって、水洗い後、刻んでから日干しにします。粘性物質を含むので、乾燥しにくいため、カビが生じないように入念に干すのがよいとされます。

 ※参考文献 星薬科大学名誉教授 伊澤一男著「薬草カラー大事典-日本の薬用植物のすべて-」 

里山BOTANICAL

新潟のデザイン会社 U・STYLEが立ち上げたローカルブランド。上越市安塚にある小さな素材を丁寧にひろいあつめながら、里山の価値やストーリーを伝えていくプロジェクトです。

0コメント

  • 1000 / 1000