“ボタニカル”の視点で里山に向き合う
里山ボタニカルは、里山の植生を丁寧にみつめながらその価値を伝えていくブランドです。
“ボタニカル”という言葉には、もともと「植物学」という意味が含まれています。
里山やそこに生きる植物たちのことを、研究や学術的な視点も取り込んで探く学びとりながら、自然と共存するライフスタイルをつくっていきたいのです。
そのための動きとして先日、専門家の方にお願いして私たちの山の植生調査に入ってもらってもらいました。
この調査では山に入って、自生している植物をひとつづつ丁寧に採集します。個体が死んでしまわない様に、切り取る箇所に配慮しながらの作業です。
こうやって集めた植物は、紙に挟んで乾燥させたあと、植物標本にしていきます。
そして、それぞれの種の同定をしながら、里山のいまの状態を探っていきます。
2日間の調査でしたが、ふだん私たちだけで山に入ってもなかなか気付くことの出来なかった、多様な植物が暮らしていることが少しずつ見えてきました。
まずは山にいる植物の生態や傾向をつかむのをステップにして、私ちがこれから里山とどんな付き合い方をしていけるか、もっと深く考え、具体的にしていきたいと思っています。
あと、植物に限らずいろいろ発見がありました。
綺麗な湧き水の源泉も見つかりました。これはとても価値のある発見だと思っていて、この水源をこれからどう活用できるかも考えていきたいです。
調査の結果がちゃんと見えてきたら、またこちらでもお伝えしますので、どうぞお楽しみに。
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